AGハウス掃除イベント終了　地元の期待を背に受けて

2019年11月17日（日）、野潟集落の空き家で掃除イベントを実施しました。

他人の空き家の掃除にわざわざ興味を持って来てくれる人が居るのか？という疑問の中でのイベントでしたが、当日は飛び入りも含め、主催者以外に8名もの方に掃除に協力していただきました。

今回活用に向けて掃除を行う空き家は、元々の屋号を善兵衛と言い、売り主は最後の家主の息子さんです。

善兵衛の名は江戸時代後期の資料にも記載があり、当時は北前船の船主で由緒ある家柄だったようです。

また、売り主の先代の方は建網漁の網元をしたり、アイスキャンディーの製造販売をしたりと色々な商いをした人だったそうです。

母屋の建物は改築されていますが、天井裏を覗いてみると黒く燻された太い梁があり、かなりの年代物であることが伺えます。

買取直後の道具が散乱した状態

オープニングで菅原オーナーが参加者に語る

オープニングで菅原オーナーからのあいさつと、自己紹介、掃除の説明を行って担当ごとに分かれて掃除を開始。

まずは残された荷物の処分をしなくてはいけません。完全に不要なものは分別して破棄、今後使えそうな物や価値のあるものは保存用の部屋にまとめていきます。

みんなで協力して掃除を進めます

片付けをしていく中で様々な物が出てきました。
家主が愛用していたと思われる着物やモンペなどの衣類、関わっていたお店のレトロなマッチ、どんな事に興味を持っていたのかが分かるような書物の山、またお店を営んでいた関係から栓抜き・湯呑み・ポットなどが大量に出てきました。

台所からは賞味期限切れの缶詰めや調味料が…

印象に残った物や、何に使うか分からなかった物を紹介

終了時刻が近づき部屋がどんどん片付いていくと、それと対比して山のように積み上がるゴミ袋。やはり頭数が多いと進み具合も違います。

高く積まれたゴミと不用品の山

終了時には今すぐ住んでも良いくらいの部屋に仕上がりました。最初に見た家財や不用品であふれていた時の印象とまるで違って見えます。

何という事でしょう　あれほど散らかっていた部屋が旅館の客室のようになったではありませんか

清掃後は妄想通貨AGの贈呈式を行いました。

贈呈式では菅原オーナーから感謝の気持ちを込めて一人ずつに2,000AGを贈呈。当日に早速、お米と引き換えて持ち帰った方もいました。

妄想柄AG贈呈式で参加者一人ずつに2,000AGを手渡し

その後、数名ずつのグループに分かれ、妄想通貨AGをどのように活用していけるか、AG妄想会議をしてアイディアを出し合いました。

AGを通して自分の労働力を提供し、上海府の特産物などと交換していけたら地域の交流につながるのでは？
若者を地域に呼ぶためのきっかけづくりにできないか？
高齢者に生きがいを作るための手段にできないか？など様々な意見が出ました。

今後の活動のアイディアの一つにしていけたらと思います。

掃除後にAG妄想会議を行いました

今回の空き家掃除イベントでは、予想以上に地元から多くの反応を頂く事ができました。オレモオメモの活動も少しずつ浸透してきたような気がします。

これまでは、どちらかというと外側ばかりに目がいっていましたが、内側に向けてもまだまだやらなければいけない事があるし、やる価値があると実感したイベントとなりました。

AGハウスは、活用に向けてオーナーの菅原氏と相談しながら引き続き整備を続けていきたいと思います。

参加していただいた皆様、本当にありがとうございました！

ご協力ありがとうございました！

アンケートから参加者の声を一部紹介

参加者用アルバム

参加者の方は下記ページのリンクからアルバムを閲覧できます。
※参加者なら分かるはず！パスワード有り（参加者で分からない方は問い合わせください）