会場はふれあい広場
2020年6月14日(日)、第2回目の上海府クリーン作戦を実施しました。
前回は非常事態宣言を受けて自粛しましたが、今回はメンバー以外の方にも参加を呼びかけたところ、多くの方に参加をいただき全員で17名となりました!
昨年の大月まち歩き、前回のゴミ拾いと屋外イベントが雨に降られていて、メンバー内では「あいつ雨男だ」「いやヤツはあの時居て、あの時居なかったから雨女だ」だと互いに疑心暗鬼が広がり始めていました。
2日前までの天気予報では90%の降水確率…しかも大雨の予報となり、全ては代表が至らないためだと思っていた所で、午前中は何とか降らずに持ちこたえる予報に変わりました。
清掃会場は上海府ふれあい広場。上海府で最も多く人が集まるところでもあり、新型コロナ感染症対策である三密を避けた場所としても最近は人気のようです。

清掃会場は上海府ふれあい広場です
4グループに分かれて国道周辺と浜辺を清掃
9時半に清掃を開始。参加者を4つのグループに分けてそれぞれの担当箇所のゴミを拾っていきました。
前回同様、国道の周辺は一見するとゴミは無いかのように見えますが、脇の草薮の中には沢山のゴミがあります。その場に捨てられれたような缶、風で飛ばされて来たと思われる発泡スチロールやお菓子の袋など、至る所にゴミが隠れています。

道路周辺の草に紛れた空き缶
国道や公園周辺のゴミを一通り拾い、その後は全員で浜辺の方へ降りて砂浜のゴミを拾いました。
浜辺に流れ着いたプラスチックごみ

砂浜に流れ着いた小枝や海藻に、小さなプラスチックが無数に混ざっている
砂浜に散らばったゴミの多くは小さなプラスチックで、それはとても厄介です。
打ち上げられた海藻に絡みついたり、小枝に紛れたりと、プラスチックだけを拾おうとすると根気良く拾っていく必要があり、ひとまとめにして拾う手段もありますが、そうすると海藻や小枝の方がゴミの量よりも多くなってしまいます。
この小さな範囲でこれだけの漂着ゴミがあり、世界の海にどれだけのゴミがあるのかと考えると人類の存在価値を疑いたくなりそうです。
海洋汚染は海外や発展途上国だけで起こっている問題ではありません。ゴミの中には中国語やハングル語が書かれたものもありますが、実際は日本のゴミが一番多いようです。

波打ち際のゴミ
平成30年に環境省が出している資料では、毎年2〜6万トンのプラスチックゴミが日本国内から海へと流出しており、全世界では毎年800万トンという膨大な量のプラスチックが海へ流出しているそうです。
世界経済フォーラムの報告書(2016年)によると、2050年までに海洋中に存在するプラスチックの量が魚の量を上回ると予測されています。
ちょっと絶望的な数値を知ってしまいましたが、一人ひとりが捨てる量よりも拾う量の方が多ければ増えることは無いし、地球が滅亡する前にはゴミを無くすことができるかもしれません。

このオレンジの大きなちりとりは「てみ」というらしいです
きっかけは上海府だけれど、それは世界の海にもつながっていくこと。
世界の海・環境は人間一人ひとりの意識で出来ています。皆で意識を変え、環境を変えて行きましょう。

集められたゴミ
1時間ちょっとのゴミ拾いで、今回は14袋のゴミを回収することができました。

雨が降る前に記念撮影!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
次回のクリーン作戦は、2020年7月19日午前7時から予定しています。
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